私が小学生から中学生の頃まで、母は実家の近くに喫茶店を営んでいました。子供ながらにも、とても雰囲気がよくて、すごく落ち着いた喫茶店。お客さんがいるときには、喫茶店の中に入らせてくれなかったので、喫茶店に遊びに行くと、かならず奥のキッチンで、母が働いている姿を眺めていました。そんなある日、父の会社の事情で、引越しすることになり、もちろんその喫茶店は店じまいをする事になりました。たくさんの思い出があるお店だけに、母の決心も大変だったと今は思います。
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短大を卒業して、都会に状況した私は、年に3回程実家に帰省していますが、ドライブがてらに、当時の喫茶店があったところに遊びに行きます。母が店じまいをしてからと言うもの、そこはずっと「テナント募集」の張り紙がしてあり、誰も借り手がないらしくシャッターが閉まったままなんです。そんなシャッターがしまったままのお店を見ると、なんだかとても切なくなるんです。また、誰かが喫茶店を始めてくれたら、遊びにいくのになぁ、と母と話をしています。